
ジェトロビジネス短信によると、10月15日、日本の東北6県をテーマにした飲食店「東北炉端ろっけん」が、ホーチミン市1区の日本人街・レタントン地区に新たにオープンしました。この店舗は日本人が経営しており、メニューには日本から週2回空輸される新鮮な水産物を使用。炉端焼きをはじめ、三陸産のカキやホタテなどの海の幸が提供されています。また、きりたんぽ(秋田)、だし(山形)といった東北6県の郷土料理や、「にじこまち」というブレンド米を使った土鍋ご飯、さらに東北地方の地酒も取りそろえています。
店舗は東北出身の日本人複数人による共同経営で、代表取締役兼店長の鈴木崇也さんが運営を担っています。宮城県石巻市出身の鈴木さんは、2015年に宮城で起業し、イタリアンレストランや肉料理専門店を4店舗経営。2018年にホーチミンを初訪問した際、ベトナム料理と日本料理の共通点である「だし文化」に着目し、出店を決意したとのことです。
現在、炉端焼き用の鮮魚は日本国内の卸売市場から仕入れ、ベトナムの輸入業者「ヤマナカマート」を通じて運ばれています。同店で使用する水産物の97%が日本産で、エビのみがベトナム産だといいます。客単価は1人あたり4,000~4,500円程度で、主な客層は日本人駐在員ですが、今後はベトナム人顧客への訴求も目指しているとのこと。顧客からは肉料理の要望があり、日本から輸入した牛肉や豚肉を使ったランチメニューの追加も検討中です。
また、店内では津軽三味線のBGMが流れ、ベトナムでは珍しい演出として好評を得ています。鈴木店長は「将来はベトナムでの店舗展開を進め、フランチャイズ展開も視野に入れています。さらに、東北地方の魅力を詰め込んだ『横丁』をホーチミン市で実現したい」と熱い抱負を語りました。
ジェトロビジネス短信
https://www.jetro.go.jp/biznews/2024/11/cbb19b5c0e4cd8d0.html
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