ベトナム、外国人訪問者数がコロナ前水準に迫る勢い。2024年は前年比39.5%増、2025年はさらなる拡大へ

ジェトロビジネス短信によると、ベトナム統計総局の推計にて、2024年にベトナムを訪れた外国人観光客数は約1,758万4,000人となり、前年の約1,260万人から39.5%の大幅増となりました。政府が掲げていた年間目標(1,700万~1,800万人)を達成し、新型コロナウイルス流行前の2019年(約1,800万人)に近い水準まで回復しました。

ASEAN事務局の報告によると、ベトナムは2019年比の回復率で98%を記録し、ASEAN主要国の中でトップ。以下、マレーシア(94%)、タイ(88%)、シンガポールとインドネシア(ともに86%)、フィリピン(72%)が続いています。2024年の訪問者数そのものでも、ベトナムはASEAN内でタイ(3,500万人)、マレーシア(2,450万人)に次ぐ第3位の実績を収めました。

■訪問者の国別構成、日本は5位を維持
2024年にベトナムを訪れた外国人の内訳では、韓国からの訪問者が最も多く、456万9,000人(前年比約97万人増)に達しました。続いて中国(373万8,000人)、台湾(128万9,000人)が上位に入り、日本は71万1,000人で5位を記録しました。

また、2025年第1四半期(1月~3月)の外国人訪問者数も堅調に推移しており、推計で約601万9,000人と、前年同期比で29.6%の増加となっています。国・地域別では、中国が158万7,000人でトップ、次いで韓国(126万人)、台湾(33万1,000人)が続き、日本は6位(22万6,000人)となりました。

■ビザ政策の緩和が訪問者数の増加を後押し
ベトナム国家観光局は、訪問者数の増加要因として「ビザ政策の緩和」を挙げています。2023年8月には日本を含む13カ国の国民を対象に、ビザ免除での滞在可能日数を従来の15日から45日に延長。また2025年3月には、新たにポーランド、チェコ、スイスに対しても同様のビザ免除措置を導入しました。
こうした制度変更により、短期旅行だけでなく中長期滞在も促進され、観光業の回復と成長に貢献しているとみられています。

■2025年の目標は2,200万~2,300万人
ベトナム政府および国家観光局は、2025年における訪問者数の目標を2,200万~2,300万人と設定。ビザ緩和、インフラ整備、プロモーション強化などを通じて、さらなる誘客を図る構えです。
ベトナムは今後も、東南アジアにおける観光大国としての地位を一層強化していくとみられています。

ジェトロビジネス短信
https://www.jetro.go.jp/biznews/2025/04/5ee1b28494ae8c76.html

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