
ジェトロのビジネス短信によると、ベトナム統計局は7月3日、2026年上半期(1~6月)の実質GDP成長率が前年同期比8.18%になったと発表しました。第2四半期の成長率は8.39%となり、第1四半期の7.95%を上回る結果となりました。
産業別では、農林水産業が3.87%、鉱工業・建設業が9.81%、サービス業が8.09%となりました。特に製造業を中心とした工業分野が成長をけん引し、公共投資の拡大を背景に建設業も堅調に推移しました。
サービス業では、運輸・倉庫業が10.18%、卸売・小売業が9.67%となり、物流や消費活動の活発化が成長を支えています。また、輸出額は前年同期比21.0%増の2,665億ドル、外国直接投資(FDI)の実行額は11.2%増の130億3,000万ドルとなり、いずれも過去5年間の上半期で最高水準を記録しました。
一方で、政府が掲げる2026年のGDP成長率10%以上という目標に対しては、上半期の実績は8.18%にとどまっており、下半期にはさらなる成長加速が求められています。
政府は公共投資の拡大や新たな成長分野の開拓を進める方針を示しており、統計局もマクロ経済の安定や輸出促進、投資環境の改善などを重点課題に挙げています。
ジェトロビジネス短信
https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/07/4e511943c40e12c0.html
ベトナム経済は、製造業、内需、輸出、海外投資を原動力に高い成長を維持しています。一方で、政府が掲げる2桁成長の実現には、さらなる投資拡大や産業の高度化が不可欠です。今後は、公共投資や先端産業への政策支援がどのように具体化されるのか、その動向が企業の事業戦略にも大きな影響を与えそうです。
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