2024年8月21日から23日にかけて、ベトナム南部ホーチミン市で「VIETFISH 2024」が開催されました。この展示会は、ベトナム国内で最大規模の水産物関連の見本市であり、25回目の開催を迎えています。
■VIETFISH 2024概要
VIETFISHは、水産物加工機や冷凍設備、養殖技術、水産食品など、水産業界に関わる幅広い製品やサービスが一堂に会する場です。ベトナムは、世界有数の水産物輸出国であり、同国における水産業界の重要性を示すイベントとして、国内外から多くの企業や関係者が集まります。
今回の展示会では、15カ国・地域から278社が出展し、4日間で1万2,000人の来場者数を記録しました。展示規模は前回の1万平方メートルから1万4,000平方メートルに拡大し、出展社数も58社増加するなど、年々その規模を拡大しています。
■出展内容
出展物は多岐にわたっており、インドネシア、インド、ロシア、中国からの天然の魚介類、アラスカ産のサーモン製品、日本の高湿度冷蔵庫やラベル・シールなどが展示されました。日本企業の出展社数は3社でしたが、山口県がブースを出展し、水産物加工関連の機械などを紹介するなど、日本からの参加もみられました。
■展示会の目的
・ビジネスチャンスの創出: 国内外の企業が交流することで、新たなビジネスチャンスを生み出すことができます。
・最新技術の導入: 最新の漁業技術や加工技術、流通システムなどを紹介することで、ベトナムの水産業界の近代化を促進します。
・市場動向の把握: 世界の水産市場のトレンドや消費者の動向を把握し、今後の事業展開に役立てることができます。
・ネットワーク形成: 国内外の関係者とのネットワークを構築し、ビジネスパートナーを見つけることができます。
■ベトナム水産業界の現状と展望
ベトナムの水産物輸出額は、中国、ノルウェーに次いで世界3位であり、世界シェアの7%を占めています。2024年1~7月の生産量は前年同期比2.6%増、輸出額は7.3%増と好調に推移しています。
しかし、世界市場が金融引き締めや紛争などの影響で見通しが難しくなる中、ベトナムの水産業界も新たな課題に直面しています。そこで、VIETFISHでは、輸出だけでなく、国内市場向けにも高品質な水産物をPRする取り組みも強化されています。
特に、ベトナム国内では、健康志向の高まりから、日本食の人気が高まっており、寿司や刺身などの需要が増加しています。このため、日本食風のメニューがあるローカル飲食店や、寿司デリバリーなどの販売形態が増加しているのが現状です。
ジェトロビジネス短信 ベトナム水産国際展示会「VIETFISH 2024」開催
https://www.jetro.go.jp/biznews/2024/09/16562a537c2e18ab.html
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