ベトナム/バリア・ブンタウ省、過去10年で最高のGRDP成長率を記録し投資促進を加速

ジェトロビジネス短信によると、ベトナム南部のバリア・ブンタウ省人民委員会は、2024年10月11日に「ベトナム起業家の日」20周年を記念し、同省への投資促進に寄与する企業や起業家を招いた会合を開催しました。このイベントには、日本、シンガポール、中国、韓国など12カ国から約80社、同省内から約270社、合計約500人が参加しました。

■過去10年で最高の伸び率
グエン・バン・トー人民委員長は、同省の企業数が2004年の約3,000社から2024年には約2万1,000社と7倍に増加し、2024年1~9月の地域総生産(GRDP)成長率が前年同期比11.47%に達し、全国63省・市中で4位となったことを強調しました。これは過去10年で最高の伸び率です。会合では、同省の経済発展に貢献した42社(うち日系企業4社)が表彰され、同省中小企業協会とホーチミン日本商工会議所(JCCH)バリアブンタウ部会との間で、情報交換に関する協力覚書(MOC)が締結されました。さらに、会場外には展示スペースが設けられ、各企業の製品やサービス、同省の特産品が紹介されました。

ベトナム外国投資庁によれば、2024年1~9月の同省への対内直接投資は49件、認可額は約17億410万ドルで、国内第4位となっています。日系企業の大型プロジェクトとしては、東ソーの化学プラント(2026年操業開始予定)、トクヤマの半導体用シリコン製造・販売(2027年操業開始予定)、昭和産業のプレミックスおよび調製糖の製造・販売(2025年操業開始予定)などが挙げられます。同省は、深水港であるカイメップ・チーバイ港を有し、2026年には隣接するドンナイ省でロンタイン国際空港の開業が予定されています。さらに、2025年には高速道路の開通も計画されており、交通インフラの整備が進行中です。

ジェトロビジネス短信
https://www.jetro.go.jp/biznews/2024/11/f135e2965fd70e00.html

■まとめ
これらのインフラ整備と投資促進活動は、同省の経済成長をさらに加速させ、地域のGDP向上に寄与すると期待されています。特に、日本企業の積極的な投資は、両国間の経済協力を深化させ、双方の経済発展に貢献するでしょう。

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